塾生の作品及び授業中の描画風景です。


【とうもろこし】

 

2時間の授業時間内で描くのは当塾の基本。デッサンから着彩まで基本技法を駆使された優れた作品です。

特に、水彩5大技法のひとつである「カスレ」を細部に施され、また流れるような勢いのある線が秀逸です。

補色をうまく使い全体のバランスも素晴らしい作品です。


【日野菜】

 

緩急のある色使いと切れ味鋭い筆使いがとても素晴らしい作品です。

プルシアンブルーとバイオレットを巧みに使い輝きまで感じ取れます。ガッシュのスパッタリングも見事に決まりました。


【錦鯉】

 

魚の鱗はとても難しいモチーフの一つですが、淡彩略画による当画塾のメソッドでは何なく描いて頂けます。

1枚1枚の鱗を忠実に再現するのではなく、体側や中心線などのワイヤーフレームを意識して描くとこのような素晴らしい作品が完成しました。色の濁りもなく水の表現も素晴らしい作品です。


【チンゲンサイ】

 

水を多用し、筆致(筆の塗り跡)をボカす高度な技術による作品です。水彩5大技法のうち、ニジミとカサネがバランス良く使われ、柔らかさと新鮮さまでが表現できた秀作です。


【ササガレイ】

 

ほぼカサネとニジミだけで表現されたとても美しい作品です。当画塾では黒い絵具は使いませんが、混色による黒が透明感を放ち要所要所で使われています。またグレージングも効果的に使われていて透明感の高い作品に仕上がりました。


【朽ちた橋】

 

草木、木橋、石垣からなる古池のワンショットを素晴らしい淡彩略画で描かれた作品です。

透明水彩画はどこまで描くのか?どこでやめるのか?がいつも問われる美術です。

サッと描いてパッと塗る、当画塾ならではの手順で見事に表現されました。


【豆餅(描画中)】

 

当画塾では3レイヤーによる描画を基本としています。そのうち第1レイヤーは特に重要で、おおよそ完成作品からは想像の出来ないような下地の描画を行います。この方の作品はとても秀逸で、この時点で完成が見えています。ビネットによる構成も素晴らしいです。


【さくらんぼ】

 

入塾2ヶ月目の塾生さんの作品です。当画塾では濁らない着彩法を徹底的に学んで頂きます。濁りにはメカニズムがあり、きれいな色だからと言ってどんどん差して行くと必ず筆洗の中の水のように汚れます。作例は「濁らせない」という模範的な作品と言えます。


【コンポジション】

 

当画塾では風景画では特にコンポジションという下描きを行ってもらいます。コンポジションは単なる下描きでは無く、明度差や画面構成を事前に築く重要な取り組みです。

 

素早くコンポジションを完成させる練習を行うと、スケッチの現場で強力な威力を発揮できるのです。


【銀杏とドングリ】

 

透明水彩画において紙はとても重要な位置を占めます。当画塾の「入門講座」では一番時間をかけて解説している項目です。

その紙の違いでどのように絵が変わるのか?を主題においた授業で、とてもきれいなニジミで描かれた秀作です。


【清水寺】

 

絵のモチーフとして神社仏閣は良く使われますが実は非常に難易度が高いものです。京都にある画塾としてはここは譲れません。

スケッチの現場でいかに複雑な構造を捉えるか?またどんな着彩を施すのか?にフォーカスした授業で生まれた秀逸な作品です。


【子猫(描画中)】

 

当画塾では授業でもワークショップでも定期的に「単色で描く」授業を行っています。

色の情報が無い状況ではバルール(明度差)だけで絵を構成する力が養われるからです。

ランプ、ピーチ、アイボリーなど同じ黒でも趣が違う絵具の解説も行います。作例はアイボリーを活かした秀逸な作品となりました。


【2つのガラス瓶】

 

光と影を捉える授業です。写真の丸写しでは決して描けない空気感も表んして頂きました。

たらし込み技法や洗い出し技法も駆使し、透明感のあふれる作品が出来上がりました。


【生卵】

 

半透明状のモチーフはとても難易度が高いものですが、様々な技法を駆使し描かれました。

いかに「筆致」を抑えるか?いかに「濁らせない」か?ハードエッジの少ないモチーフに挑まれた秀作です。


【とうもろこし】

 

ジュニアクラス小学3年生の作品です。当画塾では大人も子供も全く同じ手順で学習します。「線に依存せず面で描く」という子供には難しい画法を習得して頂きました。

ドリッピングなどの特殊技法も駆使し、活き活きとした素晴らしい作品が完成しました。


【古寺の石階段】

 

コントラストの高い新緑の風景を「カサネ」主体で描かれた作品です。下書きも最終限で、着彩も白場残しを心がけられ吸い込まれるような作品に仕上がりました。


【さくらんぼ(単体)】

 

F4号の画用紙の真ん中に小さく一つ。絶対に濁らせないと言う授業。

ぼくのYouTubeチャンネルでもUPしているさくらんぼです。

絵具のピグメント量も水分量も完璧なさくらんぼを描かれました。


【ブロッコリー】

 

キアロスクーロ(明暗法)の授業。ペインズグレー1色で描くキアロスクーロですがとても上手くマスターされました。色鮮やかな透明水彩画の学習の根底には、このような授業も必要なのです。


【金魚】

 

下書きをきっちり描いてそこに塗り込むという「塗り絵」ではなく、着彩しながら形を構築して行くという3レイヤー制描画は当画塾の得意とする所です。

彫塑の違いをお話ししながら描画して頂きました。きっちり描く事以上に「壊す」事も重要です。


【金魚(描画中)】

 

モチーフだけを描画するのではなく、背景を作りながら絵を組み立てて行く3レイヤー制の模範的作品です。滲みも上手く使われ、幻想的な色表現が出来ました。


【とうもろこし】

 

教材の写真とは全く違う構図で描かれました。京都水彩画塾のコンテスト作品でSNSでも人気投票を行いましたが、一番支持の多い作品でもありました。作例のように、具象画の中に抽象的要素(アブストラクト)を必ず入れるのは当画塾の基本方針です。